こちらのページではコスモテックス社のロータリバルブ製作・納入事例をご紹介します。

粉粒体によるロータリバルブの摩耗原因は、粒子の硬さとロータリバルブ上下の圧力差が大きく影響します。当社では1987年以来、耐摩耗対策として下記の処理をスタートさせました。
この処理により耐久性が向上し、ランニングコストを減少させることに成功しております。
1)神鋼HF-350の肉盛
通常の溶接と同じ方法で肉盛溶接を行った後、機械加工で仕上げます。硬度は約Hv-391です。
2)ステライト肉盛
HF-350と同じように溶接肉盛を行いますが、溶接母材の予熱を必要とし、溶接後も徐冷するための技術が必要です。機械加工に長時間を要し加工費用も高くなります。硬度はHv-440~470です。
| 機種 |
CRO-300-N-C 口径:φ300 FC-250製 ロータ:φ350×340 8枚羽根 SS400製 |
|---|---|
| 輸送物 | 焼却灰(珪砂多少含む) |
| 圧力 | 上部:+3000mmAq 下部:大気圧 |
| 設置場所 | 某空港内廃棄物処理施設 |
| 摩耗状況 | 1号機 粉によるケーシング及びロータの摩耗でクリアランスが大きくなり、上部の圧力によって粉が流れ出て、ロータリバルブの回転数変化による排出量のコントロールが効かなくなる |
| 耐摩耗処理 | 2号機
ケーシング円筒部・スタフィングボックス内面にセラミック溶射 ロータ先端及びサイド 神鋼HF-350硬化肉盛 3号機 ケーシング円筒部・スタフィングボックス内面にタングステンカーバイト溶射ロータ先端及びサイドにステライト硬化肉盛 ※タングステンカーバイト溶射は12ヶ月・24ヶ月と分解点検し、寸法測定を実施(稼働延長中) |
| 機種 |
CRB-315-N-C 口径:315×250 SS400製 ロータ:φ300×345L 8枚羽根 SS400製 |
|---|---|
| 輸送物 | ペーパースラッジ |
| 圧力 | 上部:大気圧 下部:+2800mmAq |
| 設置場所 | 富士製紙協同組合焼却施設 |
| 摩耗状況 | ペーパースラッジによるケーシング及びロータの摩耗でクリアランスが大きくなり、下部からの吹上によってペーパースラッジが規定通り排出輸送されなくなった |
| 耐摩耗処理 | ケーシング円筒部・スタフィングボックス内面にセラミック溶射 ロータ先端 神鋼HF-350硬化肉盛 |
焼却灰、フライアッシュ、珪藻土、珪砂、ペーパースラッジ、金属マグネシュウム、セメント、焼結灰+石灰粉、クローム鉱石粉消石灰、生石灰(シリカ含)、アルミナ、樹脂、活性炭など。
なお、当社の中圧力差シール構造のロータリーバルブとの組み合わせでは、より大きな経済効果が期待できます。溶射施工件数は、アルミナ溶射で68件、タングステンカーバイト溶射で17件となっております(2000年1月現在)。

昨今のダイオキシン対策として、廃棄物処理システムの中で、高温仕様のロータリバルブ・ダブルフラップダンパなどの使用が 多くなっております。当社で取り扱う高温仕様のロータリバルブは、使用温度により材質に耐熱鋼を用い、また一部水冷式構造で製作してあります。この施工により、各機種共最高1100℃までの納入実績があります。
