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粉粒体について

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粉粒体とは

粉粒体とは
粉粒体とは

「粉粒体」とは「粉体」と「粒体」の総称です。つまり“粉状・粒状”の物体を指します。たとえば料理に使用する砂糖や塩、小麦粉などは「粉体」です。米、小麦などは「粒体」となります。生活の中で使用される多くの物質は、この形状で存在していることが多くあります。

物質を粉粒体にすることの大きなメリットは、質量あたりの表面積が増えることにあります。表面積が増えるということは、他の物質と触れる面積が増えるということです。岩塩の塊よりも、それを砕いた塩の方が水に溶けやすい、ということを思い浮かべていただければ良いでしょう。このように塊として存在するよりも、化学変化他の反応を起こしやすいことから、“使い勝手”を重視して粉粒体に加工されているものは身の回りに多く存在します。


「粉」と「粒」

「粉」は「こな」、「粒」は「つぶ」。では、「粉」や「粒」と呼ばれるものはどのくらいのサイズから「粉」であり「粒」なのでしょうか? このサイズの範囲については研究者によってさまざまな分類がなされていますが、ここでは一般的に用いられている定義の1つをご紹介します。

「粉体」とは1mmより小さい固体粒子のゆるい集合体、または凝集体である。
(マグローヒル科学技術用語大辞典より)

また粒子のサイズのことを「粒度」と呼び、以下にその表を掲載します。

粒度とサイズスペクトラムの表
粉粒体ハンドリングの利点

多くの工業素材は粉状・粒状で扱うことで、メリットがあります。前述の表面積による化学変化以外にも、運搬や分配、集合、貯蔵保管といった工業製品の製造工程に欠かせない各種業務が容易になるというメリットがあるのです。

粉粒体ハンドリング装置の分類
粉砕装置 粉粒体を砕き、粒度を小さくする 粉砕機、ミキサーなど
貯蔵装置 粉粒体を貯蔵、保管する サイロ、ホッパー、タンクなど
排出装置 貯蔵装置から排出、抜き出しする テーブルフィーダ、
ロータリーバルブなど
供給装置 粉粒体を移動運搬する(元の)部分 ロータリーバルブ、
スクリューコンベア、
テーブルフィーダ、
振動フィーダなど
空気輸送装置 粉粒体を、配管内を流れる 空気などの力にのせて輸送する -
固/気分離装置 空気などと粉粒体の混合物から、 両者を分離する バグフィルター、
サイクロンなど
分級装置 粉粒体を粒度別、 形状別などに他段階に分ける フロスセパレータ、
シフターなど
混合装置 粒度や形状などが異なる粉粒体を 均一に混ぜる ブレンダー、ミキサーなど
造粒装置 微粉を固めてペレットや顆粒を作る 造粒機など
乾燥装置 粉粒体から水分を除去する 流動乾燥機、気流乾燥機など

粉粒体用の機器といっても、分類によって目的が異なります。次のページでは「輸送・搬送・供給・排出」用の機器をご紹介します。